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■ 優れた品質基準
RALではリネンの品質に対して達成すべき具体的数値を設定しています。数値基準クリアのための技術とルールの遵守が求められます。
これらの厳しい数値基準を満たす事により、リネンの高い品質が守られています。
清潔で美しく、ニオイのない、手触りもなめらかな最高の商品を提供しています。
洗濯用水の仕様
鉄、マンガン、銅の含有量や、水の硬度が規定されています。
リネンの仕上がり品検査
折りたたみ、仕上がり、包装状況、しみ、白度、滑らかさ、綺麗さ等を目視検査しています。
洗濯工程試験(サイクルテスト)
ホーヘンシュタイン研究所のテスト布を生産ラインで50回(RAL-GZ992/3 食品リネンは25回)繰り返し洗浄し、洗濯工程の試験(強度、灰分、白度)を行います。このテストは年間最大10回行われます。単なる白さだけでなく、洗濯工程後に繊維がもろくなっていないかや傷んでいないか等を総合的に試験します。全ての項目で規定の数値基準に合格しなければなりません。
- 1.引張り強度低下率
濡れた状態のテスト布を引張試験機にかけて破断したときの強度を測定。研究所保管の原布と比較したとき、強度の低下がRAL-GZ992/1 一般リネン(ホテルリネン)は20%以下、RAL-GZ992/3 食品リネンは40%以下であること。
- 2.化学的繊維損傷度
研究所保管の原布と比較したとき、損傷度合いを示す規定の指数がRAL-GZ992/1 一般リネン(ホテルリネン)は0.7以下、RAL-GZ992/3 食品リネンは1.4以下であること。(次亜塩素酸ソーダなどでの損傷)
- 3.無機質残留率
研究所保管の原布と比較したとき、洗浄時に付着した灰分が1.0%以下であること。
- 4.白色度
- 1)目視白色度(DW-値)
肉眼によって知覚される白さ計測。170以上であること。
- 2)色差値
標準の白さからどの色の方向にずれているかを測定。赤方向1.5以下・緑方向2.49以下であること。
- 3)計器白色値(Y-値)
テスト布の光沢をなくし、さらに紫外線を取り除いた光源のもとで白色度を測定。87%以上であること。
- 1)目視白色度(DW-値)
工場監査
年1回監査が行われ、書類監査と現場監査が行われます。
リネンの品質や清潔度を、書類や現場を徹底的にチェックします。